外で出会う猫と我が家の猫の日々の様子を写真を添えて。

menu

街猫待つ猫うちの猫

固定資産税に苦悩する豪邸の持ち主たち

white_perfumedflower

ネットニュースを流し読みしていましたら、現代ビジネス配信の記事で・・

実は大変なんです……東京都内で600坪以上の大豪邸に住む人たちの「暮らし」と「苦悩」 豪邸生活の意外な現実

という見出しで5ページ程の内容を発見。都内の豪邸にお住まいの方々の様々なお話がありました。
(「週刊現代」2016年7月16日号よりと文末に記載があり)

高い固定資産税を払う為に借金をしてマンションを敷地内に作ったりしてもその家賃収入は固定資産税を払う為の様なもので手元に残らず、旅行や楽しみも満足にできない。高額な収入の仕事についていてもそれだけでは足りず、アルバイトをしていたり。庭や木の手入れは広いせいで料金も桁外れな金額になるが、それをしなければ近所に迷惑をかけたり、木がダメになったりと・・知らないだけで苦悩は多々あるようです。けれど、周りからは優雅な生活をしていると思われて羨ましがられる・・。敷地が都内にあっても農業用として利用していると坪単価が200万のところが1万分の1の230円くらいになるらしい(ここを細かく読まなかったのですが色々と条件があるのだと思われます)が、悲しいかなその農業での収益は赤字で手間と時間ばかり掛かり暮らしは楽ではなさそう。子供たちは後を継ぐ気も無く、もし継がない場合は将来莫大な固定資産税が掛かる事になり、結果土地を手放さざる終えないなど。

で、悪いヤツらの事は分かりませんが、先祖代々持っていた土地を国がどんどんと取り上げるというこの構図は・・何とも解せない。好きでそこに住んでいるのではないのに、北海道や九州なら同じ広さでも100分の1とかの固定資産税だろうに。その上、都内だと勝手にディベロッパーが開発をしたりしたら、価値が上がって知らぬ間に評価価格が吊り上がる。(土地転がしの目的でなければ土地の価格が上がるのは迷惑そう)でも、個人宅の収入はそうそう変化しません。住宅利用は安くしてあげれば良いのに。法人の場合は税金額の上下があったとしても、売却時の損益が計上できるでしょうけれど。記事にも絶対匿名で税務署に対しての意見(不満)がありましたが、たてついても良い事が何も無いのが税務署。直接の知り合いではありませんが、知人が少しだけ務めていたアート系の会社を経営していた勝気なご令嬢の社長さんが自分の会社を調べられて反抗的態度の上、協力を拒否をしていたら、その後脱税で逮捕されちゃいましたから・・税務署さんをやる気にさせるのは絶対に止めておきましょう。(これは法人税の話ですが税務署の方の気持は同じと言うことで(^_^;))

そして、この記事を読んだ時、固定資産税により先祖代々の土地をどんどんと国に奪われていった知人宅の事を思い出しました。

その知人が住んでいたのは、都内渋谷区の一等地。大使館勤務者専用の平屋建ても多く立ち並び、マンションは4Lなどの物件で賃料も100万前後の物件ばかり。近くに有名学校や病院などもあり超高級住宅地というお高い土地。その時期、そこに建っていた知人の家は縦長の重厚な造りの2階建て。ガレージは2台分が家の前に、場所は凄いけれど庭の無い窮屈な造りに見えました。
家の中は猫や犬がいたら喜びそうな程、とても長い廊下があり、終点には30畳以上の広いリビング。手前に和室や洋室の個室やお風呂、台所が縦並びに配置された感じ。土地の段差があった為か地下にストックルームのような地下室みたいなものもありました。でも、聞くと・・以前は数倍もの土地があり庭もあったと言います。その時の家には親兄妹たちと大家族でお住まいだったらしい。お手伝いさんまで数名いた程。だのに・・どうしてその時そんなに敷地が狭くなってしまったのか?そうです!固定資産税の支払いの為に切り売りをしたからなのだとか。以前の写真は白黒写真で見せてもらった記憶が。簡単に表現するとお城の様な大邸宅。家系に政治家も数名居たのでそれらしいお宅でございました。だのに・・今は以前と比べると小さな家になってしまって(と言っても普通より広いですけれど)。この知人の家族はみなさん超エリート。なので固定資産税を家族で分担すれば楽に払えそうな気がしていたのですが。しかし、狭くなった土地ですら、ある年の固定資産の税額は2000万を超えていたように記憶しています。なんだか固定資産税の為に働いているような感じでした。都内の超高級住宅地はもはや悪者と桁外れのお金持ちくらいしかキープできないようになっているのかも・・!?あー世知辛い。

個人的には全く関係ない話ではございますが、都内で先祖代々譲り受けた土地を守る事の難しさを垣間見ました。意外と楽ではないようです。国の税制度の不条理さも感じる記事でございました。

それでは、また。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

アーカイブ

人気の投稿記事